「無期転換ルールへの実務対応」と題して講演した木貞哲夫社会保険労務士=佐賀市の千代田館

 有期雇用で働く非正規社員の「無期転換ルール」が来年4月から適用されるのを前に、ルールの留意点などを学ぶ企業向けセミナーが佐賀市であった。木貞哲夫社会保険労務士が講演し、無期転換を希望する社員の契約を打ち切れば、不当解雇に当たる可能性があると注意を呼び掛けた。

 無期転換ルールは2013年施行の改正労働契約法で定められ、同年4月以降に契約した有期雇用の社員が対象。契約更新を繰り返し、通算5年を超えた場合、期間の定めのない無期雇用に転換できる。

 木貞労務士は、労働者の雇用が安定することで、人手不足で新規採用が難しい企業にとってもメリットがあると指摘。「有期社員から無期転換の申し出があった時点で契約が成立している。5年で契約を打ち切れば雇い止めではなく、解雇の問題になる」と適正な運用を求めた。

このエントリーをはてなブックマークに追加