佐賀市議会議長の武藤恭博さん=議長室

 「先人から受け継いだ地域の宝を大事にしながら、佐賀市全体の発展につなげていきたい」。初選出の大役にも気負った様子を見せず、温厚な口ぶりで抱負を語る。

 議会の最年長。諸富町出身で、合併前に町議を3期務め、佐賀市議は4期目。議員になる以前は農業で汗を流した。地元の先輩議員が引退することを受け、町議として立候補したのが政治活動の始まりだった。

 旧郡部出身では初の議長になったが、「合併して12年。旧市町ではなく、一つの佐賀市としてとらえている」とこだわらない。一方で、「旧市町にはそれぞれの特色と課題がある」とも。「互いの良さを取り入れ、合併した利点を積極的にとらえていきたい」。市町の個性を尊重しながら、市全体の発展につなげることが必要と考える。

 執行部に対しては是々非々の姿勢で臨む。「議会は行政のチェック機関。市発展のため議員36人の力を合わせたい」。静かな語り口に力がこもった。

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