閉館が決まった基山町歴史民俗資料館=基山町宮浦

 休館状態だった三養基郡基山町の町歴史民俗資料館が年内で閉館することが6日、決まった。臨時町議会で同館の設置・管理条例を廃止する条例案と、解体工事設計委託料を計上した一般会計補正予算案が可決された。所蔵資料は町役場などで保管する。

 歴史民俗資料館は1982年開館。町図書館を併設し、資料館部分は広さ約220平方メートルで展示室2室、収蔵室などを備えた。町内の文化財、民俗資料など約4千点や土器など出土品500箱、発掘現場の図面約2千点を所蔵している。

 図書館が16年4月に別の場所に移転・新築して常駐職員がいなくなり、休館状態が続いていた。雨漏りなど老朽化が進み、室内にカビが発生して所蔵資料への影響が心配されたことから閉館を判断した。

 解体工事は請負業者が決まり次第着手する。所蔵資料は町役場地下室や車庫棟、町図書館などで保管し、一部は図書館の郷土資料コーナーに展示する。

 松田一也町長は町の文化財を展示する場がなくなることに対し「町の歴史文化を案内する施設を計画しており、展示スペースも整備したい」と説明、跡地は「今後、子どもが増えることが予想されており、民間の保育所誘致などに活用したい」と述べた。

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