オン・ザ・ルーフ2階にオープンした衣装店「レミネス」の笠原徹社長=佐賀市呉服元町

 佐賀市呉服元町の空き店舗を改修し、7月にリニューアルオープンしたオフィスビル「オン・ザ・ルーフ」に写真撮影もできる貸衣装店が入った。同ビルへのテナント出店は初めてで、Tシャツのプリントショップなども出店を予定する。創業や事業拡大の受け皿として機能しつつあり、空洞化が叫ばれてきた市街地にも少しずつ、にぎわいが生まれている。

 オープンしたのは貸衣装店「レミネス」。同市柳町の写真館ハレノヒの2号店で、撮影に使う着物やドレス約400着のほか、撮影スタジオもそろえた。

 「写真館の経営が軌道に乗り、事業拡大を思い立った」と笠原徹社長。同ビルへの出店については「佐嘉神社など撮影スポットが近くにあり、写真館と衣装店、風情のある長崎街道を結ぶ拠点にもなる」と理由を話す。

 オフィスビルは鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積約1500平方メートル。佐賀市出身の建築家西村浩さんらが改修・運営し、3、4階に個室型オフィス10部屋、1~3階にはテナントスペースがある。

 改修を終えたフロアから順次入居を受け付け、ITや映像関連の個人事業主など8組がオフィスを構える。来年2月にはカフェがオープンする予定で、近くにあるTシャツのプリントショップも注文増に対応するため、工房をビルに移す。

 ハレノヒの笠原社長は2年前、市のまちなか再生事業の支援を受けて起業した一人。「事業を成功させ、創業時に投資してくれた市に、活気を生み出す形で恩返しができたら」と話す。

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