岩になりきっているオニダルマオコゼ(右)

葉っぱと見分けがつかないリーフ・フィッシュ(中央)

背びれに目玉のような黒い斑点状の模様があるトゲチョウチョウウオ

身近な場所にいるバッタやチョウなどがいるケースもあり、観覧者が目をこらして生物を探している=武雄市の県立宇宙科学館

 敵から身を守ったり、餌をおびきよせるために周囲と同じ色や形をしている擬態生物を集めた企画展「生き物たちの仮装パーティー~擬態のふしぎ~」が武雄市の県立宇宙科学館で開かれている。枯れ葉になりきった魚やチョウなど、擬態を見破った人が「いた、いた」と小さな歓声を上げている。

 

 チョウや魚、バッタなど標本を含めて約40点を展示。枯れ葉や樹木の中にバッタやセミなど宇宙科学館周辺など身近にいる虫を放ち、観覧者が探すコーナーもある。

 コノハムシ、ナナフシ、リーフフィッシュなど葉や枝に姿を似せた生物のほか、毒を持つチョウやフグに色や模様を似せている魚もいて、命を守るための“仮装”に感嘆の声が上がっている。

 餌をおびき寄せるための「攻撃型」の擬態をしているカエルアンコウ、オス同士の争いを避けて群れに入るためメスの色や模様になっているトンボ、目玉模様をまとって威嚇するチョウやセミ、魚など、擬態にさまざまな狙いや手法があることも紹介されている。

 訪れた人たちは、草木に同化して水槽などに潜んでいる生物を探して楽しむ。どちらが早く見つけられるか、競い合う親子も見られた。息をするわずかな動きを注視したり、見つけることができず係員に居場所を尋ね、「これは難しい」と素直に“敗北”を認める人も。

 来年1月8日まで。月曜休館。入館料は大人510円、高校生300円、小中学生200円、4歳以上100円。

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