ホストファミリーの渕上さん(右から3人目)の家族とサブリさん(左から2人目)のチームメンバー=杵島郡白石町

大会初日、フェスタ部門で佐賀平野に飛び立つサブリさん(中央)ら=佐賀市の嘉瀬川河川敷

外国人選手57人 16家庭に

 一般家庭に宿泊し、現地の文化を体験することができるホームステイ。バルーンフェスタ期間中、大会に出場するパイロットやクルーも、佐賀の家庭を経験しようとホームステイを希望している。今大会には、11カ国・地域から57人が、佐賀市などの16家庭でホストファミリーと交流を深めている。

 「受け入れてくれてありがとう」。10月31日、フリーフライトのフェスタ部門に参加するパイロットのムハマド・サブリ・サードさん(57)=マレーシア=は、ホストファミリーの渕上和久さん(44)と握手を交わした。大会前日には、白石町にある渕上さんの自宅近くの農道に球皮を広げ、最終確認をした。

 今回で選手の受け入れが3回目になる渕上さんは、24歳から4年間、米国・コロラド州の大学に留学した経験を持つ。「佐賀に帰ってきても、英語を使う機会がなかった」と受け入れを名乗り出た。1歳と5歳の子どもを持つ渕上さんは「子どもの教育のためにも、異文化に触れるいい経験になっている。選手を受け入れると、佐賀にいながら旅行している気分を味わえる」と笑顔を見せた。

 大会初日、佐賀大会は初参加のマレーシアのバルーンが佐賀の空を舞い、主会場の嘉瀬川河川敷を埋め尽くした観客に手を振った。「ホストファミリーを含め、佐賀の人はバルーンを歓迎してくれる」

 ホストファミリーになるには、選手のワゴン車を駐車できるスペースの確保や、家から嘉瀬川河川敷まで30分以内で行けることなどの条件が求められる。受け入れのコーディネーターを務める市国際交流協会の馬場三佳さん(53)は「試合前でピリピリしている選手もいるが、うまくコミュニケーションを取りながらスムーズに対応してもらっている。受け入れた選手が大会で飛ぶと、より身近に感じることができる」と裏方で支えるバルーン大会の魅力を語った。

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