3日間の巡行を終え、大勢の人たちに見守られながら曳山展示場に納められる5番曳山「鯛」=4日夕、唐津市

3日間の巡行を終え、大勢の人たちに見守られながら曳山展示場へ向かう7番曳山「飛龍」=4日夕、唐津市(撮影・山田宏一郎)

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」(国重要無形民俗文化財)は4日、14台の曳山(やま)が「町廻(まわり)」で旧城下町を練り歩き、幕を閉じた。唐津市は3日間の人出が過去最高の63万人に上ったと発表した。連休と重なったほか、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産登録や人気アニメとのコラボが来場者数を押し上げたとみている。

 曳山が旧城下町の東西約8キロを巡行した。昼すぎにJR唐津駅前に14台がずらりと並ぶと、間近で見ようとする人であふれた。雨がぱらついたため、各町の曳き子が慌ててビニールをかぶせる場面もあった。

 夕方、巡行を終えた曳山が展示場へ格納されると、曳き子たちが肩を組んだり、抱き合ったりして祭りの終わりを惜しんでいた。最終日は昨年より6万人多い11万人が来場した。3日間累計は07年の61万人を2万人上回った。

 初めて観覧した宮田亮平文化庁長官(72)は、ユネスコ登録に触れ「町が一体となって守ってきた素晴らしい歴史。ここだけの祭りにしてはいけない。世界に発信する方策を探っていきたい」と感激していた。

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