「最初の一歩」を踏み出すことの大切さを語る小笠原雅弘さん=鳥栖市の鳥栖工高

小笠原さんに質問する生徒=鳥栖市の鳥栖工高

 7年かけて地球に帰還してきた小惑星探査機を支えたチーム「はやぶさ」メンバーの小笠原雅弘さんが10月31日、鳥栖市の鳥栖工高(山口光一郎校長)で「宇宙に挑む日々」と題して講演した。「ものづくりで一番大変なのは最初の一歩」と思い切って挑戦し、決してあきらめないことの大切さを伝えた。

 小笠原さんは全校生徒約700人を前に佐賀藩が幕末期、失敗を乗り越えて鉄製大砲を日本で初めて造ったことや、探査機「はやぶさ」が技術者の努力と知恵でピンチを切り抜けて帰還するまでを紹介した。

 生徒に「みなさんはこれからものづくりをしていく。必ず何回も失敗するが、実は一番大変なのは最初の一歩。改良すれば成功にたどり着くので、失敗は次への成果だと思って」とメッセージを送った。

 質疑でこの職業を選んだ理由について「子どものころ、宇宙が好きで天文学者になりたいと思ったのがきっかけ」と答えた。

 講演会は県内の中高生にものづくりの魅力を伝え、県内のものづくり企業への就職を促す県の「戦略的ものづくりプロモーション事業」の一環として開かれた。

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