出発式で、部隊点検をする逢坂貴士県警本部長(左から2番目)=佐賀市の県警本部

白バイで出発する隊員たち=佐賀市の県警本部

 人口10万人当たりの人身交通事故発生件数で佐賀県が「全国ワースト」になっている状況から脱却しようと、県警は1日、年末まで事故抑止に力を入れる「ラスト2カ月作戦」を始めた。期間中は各警察署で交通取り締まりを強化し、早めのライト点灯などを呼び掛ける。

 県警が今年1月に導入した交通事故情報管理システムにより、事故が起きやすい場所や時間帯を地図に落とし込み、各警察署の街頭監視や交通取り締まりに活用する。帰宅ラッシュと夕暮れ時が重なる12月は、1カ月平均より17%多い852件(昨年までの5年平均)の事故が起きており、関係機関と連携してライト点灯を呼び掛ける。

 1日に県警本部であった出発式には、警察官約30人や佐賀カトリック幼稚園の園児約50人が参加した。逢坂貴士県警本部長が「法令や人命を軽視した悪質運転を徹底的に摘発し、県民が安心して道路を利用できるよう取り組んでほしい」とあいさつ。園児に見守られる中、白バイ14台とパトカー6台が出発した。

 佐賀県は人口10万人当たりの人身事故件数が、昨年まで5年連続で全国ワースト。県警交通企画課によると、今年は10月31日現在で5640件(前年同期比713件減)。10万人当たりは約680件で暫定ワーストながら、2位の静岡県とは10万人当たりで約10件差に迫り、同課は「2カ月の結果次第ではワースト脱却も不可能ではない」とみている。

このエントリーをはてなブックマークに追加