試食会で調理にあたったコハダ女子会のメンバー

揚げたてのコハダの天ぷらを盛り付けていく参加者たち

江戸前にぎりずしを代表する高級魚「コハダ」が水揚げされる太良町竹崎で10月28日、コハダを調理した天丼の試食会が開かれた。地元漁師の妻たちなどでつくる「コハダ女子会」初の試みで、港町の食卓で培った「腕前」を本領発揮。モニターとして行政関係者など約60人が訪れ、宝の海の食材が詰まった丼に舌鼓を打っていた。

 

 竹崎港で水揚げされるコハダは東京・銀座のすし店で重宝される高級魚。出荷せずに地域で分けている新鮮な魚が活用できないか、女子会が結成され、模索が始まった。現在メンバーは10人ほど。県職員と協働して勉強会を開き、みりん干しを作るなど試行錯誤を繰り返している。

 今回は2カ月の準備を経て試食会の開催にこぎつけた。献立は「コハダ天ぷら丼」。白飯にコハダ、芝エビ、ノリの天ぷらを盛り、アスパラガスを添え、甘辛特製だれを絡めた。竹崎のカニ汁も振る舞われ、盛況のうちに終了した。佐賀市の大坪和子さん(65)は「臭みがなく骨までやわらかい」と笑みを浮かべた。

 漁師の寺田豊さんによる投網漁の解説のほか、コハダが含む高い栄養価、たたきや漬け丼で味わう地元ならではレシピの紹介もあった。女子会の舩口直子さん(38)は「多くの人にコハダを知ってもらい、竹崎に足を運んでもらいたい」。参加者の声をもとに、消費拡大に向けて知恵を絞っていくという。

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