額面500万円の小切手をだまし取ったとして、詐欺の疑いで7月に逮捕された元ファンド会社社長三城浩被告(47)=福岡市中央区春吉1丁目、別の詐欺罪で公判中=を嫌疑不十分で不起訴とした佐賀地検の処分について、佐賀検察審査会は1日までに「不起訴不当」と議決した。議決は10月24日付。地検は再捜査し、27日付で再び嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 議決書によると、三城被告は社員3人と共謀し、2009年末ごろから伊万里市の50代女性に「日経平均に基づいて運用している。元金保証で2カ月ごとに配当金がもらえる」などとうそを言い、10年8月、額面500万円の保証小切手をだまし取ったとされる。

 検審会は「容疑者らがありもしない事実を申し向け、金銭をだまし取ったのは明らか。不起訴処分は市民感覚として納得できない」とした。不起訴不当の議決で再び不起訴になったため、再審査はされない。

 三城被告はこのほか、鳥栖市の80代女性から計1千万円をだまし取った疑いで再逮捕され、詐欺罪で起訴されている。

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