精密な構図を着実に仕上げるDRAGON76さん=佐賀市松原のLORETTA

インタビューに応じるDRAGON76さん=佐賀市松原のLORETTA

下書きもせずに素早く顔の輪郭を仕上げるDRAGON76さん=佐賀市松原のLORETTA

来場者の前でライブペイントを披露するDRAGON76さん=佐賀市松原のLORETTA(魚眼レンズ使用)

真剣なまなざしで筆を進めるDRAGON76さん=佐賀市松原のLORETTA

「SURVIVE」をテーマに描いたDRAGON76さん

 

 

 ストリートアートを基本とし米国など海外で活躍するアーティストDRAGON76さん(41)=ニューヨーク=が10月5日、佐賀市のロレッタでライブペイントを開いた。多くの客が見守る中、約5時間かけて絵を完成させた。

 日本ツアー「SURVIVE」の一環で2年ぶりに佐賀を訪れた。「ライブペイントではあまり考えすぎず、その日に出てきたものを描く」と話し、白いキャンバスに下書きもなく描き始めた。時折キャンバスをじっと見つめたかと思えば、ひらめいたと言わんばかりに筆を走らせる。その姿からは絵を描くのが楽しくて仕方がないという気持ちが伝わってくる。1本の筆で太線と細線を描き分け、同系色でも白や黄色を足して色の濃淡を表現するなど繊細に描いた。初めて見に来たという藤瀬美桜さん(31)=武雄市=は「デザインや色使いの全てがすごい。自由に描くスタイルがかっこいい」と感動した様子。DRAGON76さんは「アットホームな感じがすごく心地よかった。音楽と料理、お酒があるラウンジスタイルは描く人と見る人の距離感がちょうど良く、集中して最後まで楽しく描けた」と振り返った。

 昨年10月、「海外のアーティストたちと競い合いたい。チャレンジするなら今しかない」と家族4人で海を渡った。妻の藤田綾子さん(42)は「365日ずっと描き続けていてストイックな人。大変なこともあるけどその分楽しくて得るものが大きい」と笑顔。「世界中の壁に自分の絵を描きたい」と将来を語るDRAGON76さんは、「壁のある場所に住む人や訪れた人たちに時間を忘れパワーを与えられるような絵を描きたい」と瞳を輝かせた。

【DRAGON76さん】 1976年滋賀県生まれ。幼い頃から絵を描くのが好きで大阪美術専門学校で腕を磨く。1996年からライブペイントや壁画、CDジャケットなどを中心に創作活動を始め、国内外で幅広く活動している。

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