熱気球世界選手権の様子がリアルに再現されたジオラマ=佐賀市のバルーンミュージアム(撮影・山田宏一郎)

 昨年の熱気球世界選手権を再現したジオラマが31日完成し、佐賀市のバルーンミュージアムで披露された。市職員や市民有志が約8カ月かけ、ミニチュアの熱気球約190機やバルーン佐賀駅などを精密に制作した。嘉瀬川に気球が映る川面の反射も表現し、世界選手権の興奮がよみがえる力作に仕上がっている。ミュージアムで常設展示する。 

 大きさは縮尺300分の1で縦4メートル、横1メートル。複数の写真を参考にして嘉瀬川河川敷の会場を作った。3Dプリンターで球皮の型を作り、手で削り、筆やスプレーで色づけして出場した気球を忠実に再現した。空に浮かぶ気球や飛び立とうとする気球もピアノ線でつるして表現し、ターゲットにマーカーを落とす競技の瞬間も切り取っている。

 詰めかけた6千人の観衆や、実際に並んだ屋台も、ピンセットで一つずつ丁寧に配置した。

 ジオラマ作りが趣味の馬場範雪副市長が発起人。世界選手権を形に残そうと、2月から市職員や市民と週1回集まり、延べ2600人で完成させた。制作費は材料費など約240万円。世界選手権大会実行委員会の予算を充てた。

 除幕式で馬場副市長は「世界選手権に感動したのがきっかけだった。どうせやるなら市民と一緒に作りたかった」とあいさつした。友人に誘われてジオラマづくりに参加した市内の武藤貴代子さん(46)は「感無量。多くの人に見てもらえたら」と完成を喜んだ。

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