伊藤悦朗教授に見守られ、ノギスで腕の感覚を調べる生徒たち=佐賀市青少年センター

 早稲田大教授による佐賀市の中学生への出前講座が29日、佐賀市青少年センターであった。同大教育・総合科学学術院の伊藤悦朗教授(55)が、脳科学をテーマに簡単な実験を交えて、分かりやすく脳の仕組みを解説した。

 生物学専修で脳機能を研究する伊藤教授は「感覚と脳」と題して授業を行った。脳が働く仕組みを示しながら、毎日勉強する分散学習が脳機能をよくすることや脳に影響する食材など、中学生に身近な話題にも触れた。朝ご飯が脳の働きをよくすることやカフェインが神経の情報伝達を阻害するなどに生徒たちは関心を示していた。

 皮膚が2点の刺激を別々のものと識別できる最小の距離を測る実験では、生徒2人一組で腕や指先などにノギスをあてて距離を測り、体の場所で感覚が大きく変わることに驚いていた。

 授業を受けた佐賀市の小中一貫校北山校8年の江口万結(まゆ)さん(13)は、「カフェインが脳機能を阻害することは衝撃だった。今回の話を普段の勉強に生かしていきたい」と話していた。

 出前講座は、佐賀市教育委員会と同大教育・総合科学学術院の連携による「早稲田・佐賀21世紀子どもプロジェクト」の一環で開いた。

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