人工肛門・人工膀胱のケアなどについて話す江口忍さん=佐賀市立図書館

 病気などが原因で人工肛門・人工膀胱(ぼうこう)を造設した「オストメイト」の若い世代の交流会が28日、佐賀市立図書館で開かれた。県内外に住む20~50代の約15人が、トイレなど日常生活での悩みや率直な思いを語り合った。

 人工肛門・人工膀胱は括約筋がないため、オストメイトはおなかにつけた装具に排泄物を一時ため、トイレで排出している。交流会では「造設手術後は『どうして自分が…』とふさぎ込んだこともあった。受け入れるには心のケアが大事」といった意見も挙がり、1人で悩みを抱えている若いオストメイトとどうつながっていくかアイデアを出し合っていた。

 県医療センター好生館の皮膚・排泄ケア認定看護師、江口忍さん(61)による講演もあり、人工肛門・人工膀胱のケアの基本や災害時に備えた対策の重要性を訴えた。

 佐賀県内のオストメイトは約1400人。主催した日本オストミー協会県支部は会員が約90人で高齢化している。中嶋巧支部長(67)は「仕事や結婚、出産などがある現役世代と、60代以上とでは悩みが違ってくる。若い人同士が集い、話せる環境をつくっていければ」と話した。

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