歩け歩け大会50回を記念し、園児のエイサー踊りが奉納された=伊万里市東山代町の「山ン寺」

 伊万里市東山代町川内野の山地にある松浦源氏創成期の遺跡「山ン寺」で1日、「党祖まつり」と、松浦源氏三代の祖霊を祭る山祇神社・文殊菩薩碑の例大祭が開かれ、市内外から大勢の参拝者でにぎわいました。

 松浦党当主の源直は12世紀半ばの久安年間、山ン寺城、山代飯盛城を築いて山代の里に政庁を置き、山ン寺を構えました。同時に、総持寺とその守護神である山祇神社を建て、父である久の霊をまつって一族の宗廟とし、当所に本拠を構えたといわれています。

 党祖まつりは当時、九州西北部で一大勢力を誇っていた松浦党当主の源久、直、清らをしのび、松浦党山之寺史跡顕彰会が、地域の安全や五穀豊穣を祈願し開いているものです。地元滝野小中学校の児童生徒による奉納相撲大会があり、松浦党と深い縁を持つ県重要無形民俗文化財「脇野の大念仏」も奉納されました。

 また、今年は山代町交通安全対策協議会などが交通安全祈願のために行っている「山の寺まつり歩け歩け大会」が50回の節目を迎えることを記念し、山代町の久原保育園の園児によるエイサー踊りも披露されました。

 奉納行事の後、釈迦堂では先祖供養の回向があり、厳かな雰囲気の中、松浦党の子孫や地元の住民が焼香を捧げ、先祖の鎮魂と地域の安全を祈りました。

 (地域リポーター・中尾良樹=伊万里市山代町)

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