福岡市中央区のみずほ銀行福岡支店前で今年4月、引き出されたばかりの現金約3億8千万円が強奪された事件で、福岡県警は31日、関与したとみられる男少なくとも7人を強盗致傷容疑で逮捕した。

 県警は、男らが現場で使ったとみられるワゴン車を事件直後に県内で押収。乗り換えた車も確認するなどして捜査を進め、7人を特定した。

 逮捕容疑は4月20日午後0時25分ごろ、支店前の駐車場で東京都内の貴金属店に勤務する男性会社員の顔にスプレーのようなものを吹きかけ、現金の入ったキャリーバッグを奪った疑い。男性は顔や喉に軽傷を負った。

 県警によると、被害男性は1人で支店を訪れ、キャリーバッグを駐車場に止めたレンタカーに積み込む直前に襲われた。現金について「金塊を買い付けるための資金だった」と説明している。

 男2人が駐車場内で待機していたワゴン車に乗り込んだのが目撃され、車が幹線道路を避けて福岡市内を走行しているのが防犯カメラなどに写っていた。

 現場は西鉄福岡駅周辺のオフィス街の一角で、近くには福岡市役所などがある。

 警察庁によると、戦後の現金強奪事件の被害額としては4番目の多さ。

 福岡市では昨年7月、JR博多駅近くで貴金属買い取り店に運搬中だった約7億5千万円相当の金塊約160キロが盗まれる事件が起き、今年6月以降、愛知県の男ら7人が窃盗罪などで起訴されている。【共同】

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