郷土の偉人没後150年をしのんであいさつする草場佩川の会の桑原峰俊会長=多久市多久町の寒鶯亭

 佐賀藩多久領出身で藩校弘道館の教授だった儒学者・草場佩川(1787~1867)をしのぶ「ひゃあごまつり」が29日、多久市多久町の寒鶯亭で開かれた。郷土史家や教育関係者ら約70人が集まり、幕末・維新期の日本に名をはせた儒学者をあらためて顕彰した。

 しのぶ会は、没後150年目の命日に合わせ、草場佩川を研究する「佩川の会」が主催。名称の「ひゃあご」は佩川の生家近くに流れる多久川を子どもたちがはうように遊んでいたため、地元では方言で川の名称を「ひゃあご(はいがわ)」と呼んでいたのが由来。

 佩川の会の桑原峰俊会長は「150年を期に、多久の市民に佩川の遺徳を伝えていきたい」とあいさつした。横尾俊彦市長も「佩川の教えは今もなお通じるものがある」と、文教の町・多久の礎を作った偉人をたたえた。

 顕彰では、地元郷土史家が150年忌の献詩を詠んだり、業績を吟詠で披露した。また、画才もあった佩川が描いた掛け軸も並べ、参加者は偉人の多才ぶりに感心していた。

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