外国人社員の採用の経緯や仕事ぶりを説明する大神の井上功管理部長=佐賀市の佐賀商工ビル

 外国人の雇用を検討する企業向けのセミナーが佐賀市であり、バングラデシュや韓国から正社員を受け入れている県内企業2社が採用の経緯や社員の仕事ぶりを説明した。日本での暮らしに必要な費用も事前に伝えるなど、入社後のミスマッチを防ぐ取り組みも紹介した。

 バングラデシュ国籍で、佐賀大学大学院出身の社員1人を採用した工作機械製造の大神(佐賀市)、韓国人2人がフロント業務で働くホテル龍登園(同)の担当者が報告した。

 大神の外国人社員は大学院在学中に2年間、同社の英語教師を務めたのが入社のきっかけ。採用時に新設した国際部門の担当者として海外企業との取引契約などに当たっている。井上功管理部長は「日本語を含め5カ国語が話せる。社内コミュニケーションも円滑で貴重な戦力」と話した。

 日本人の採用難を理由に外国人の受け入れを始めた龍登園の担当者は「韓国からの宿泊客が増える中、スムーズな接客につながっている」と効果を説明。「外国人にとって一番のハードルは生活習慣の習得」とし、内定後は通信アプリで頻繁に連絡を取り、生活面での悩みや不安にも答えてきた対応を振り返った。

 セミナーは、外国人や高齢者、Uターン就職希望者と県内企業とのマッチングを支援する県事業の一環で開かれ、採用担当者ら26人が参加した。

このエントリーをはてなブックマークに追加