女性ならではの防災活動の取り組みを紹介した菅野澄枝さん=佐賀市の佐賀市立図書館

 防災分野での男女参画を考えるセミナーが29日、佐賀市であった。宮城県仙台市公認の防災を目的にしたボランティア活動に取り組む菅野澄枝さん(48)=仙台市=が、男仕事のイメージが先行する防災活動に、女性として関わった経験を語った。

 菅野さんは、2011年の東日本大震災で被災した一人で、「自分の暮らすまちを守りたい」という一心で、13年に地域の防災活動などを行う「仙台市地域防災リーダー(SBL)」になった。

 「地震などの災害も、きちんと備えがあれば、それは単なる自然現象でしかない」と強調し、自身が関わった防災計画の策定や自主避難訓練、幅広い世代への啓発活動の必要性を説いた。

 養成講座を受講して、SBLに認定された人は638人で、うち154人が女性という。防災活動について男性が率先するという現状が変わりつつある点を報告し、「母親目線での避難施設の設営など、女性ならではの価値観が現場を変えていく力になる」と指摘した。

 セミナーは佐賀市が主催。災害シュミレーションゲームなどのワークショップもあり、約70人が参加した。

このエントリーをはてなブックマークに追加