鳥栖-新潟 後半39分、鳥栖FW田川(中央)がゴール前に抜け出すも得点ならず=新潟市のデンカビッグスワンスタジアム(撮影・米倉義房)

鳥栖-新潟 後半7分、体を張って相手シュートのコースをふさぐ鳥栖の選手たち=新潟市のデンカビッグスワンスタジアム

 明治安田生命J1リーグ第31節は29日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムなどで9試合があり、サガン鳥栖はアルビレックス新潟に0-1で敗れた。通算成績は12勝8分け11敗(勝ち点44)で、順位は一つ後退して9位。

 鹿島は金崎の勝ち越し点で札幌を2―1と退け、2試合ぶりの勝利で勝ち点67として首位を守った。2位川崎は柏と2―2で引き分け、同63で首位と4差に広がった。次節にも鹿島の2年連続の優勝が決まる。

 鳥栖を破った最下位の新潟は、3戦負けなしでJ2降格決定を免れた。

 第32節は5日と18日にあり、鳥栖は18日午後2時から、鳥栖市のベストアメニティスタジアムでFC東京と対戦する。

 

 鳥栖は後半に1失点。終盤に猛攻を仕掛けたものの、追い付くことはできなかった。

 前半は新潟が主導権を握った。鳥栖から移籍したMF小川が起点となり、鳥栖ゴールを脅かしたが、GK権田や守備陣が高い集中力でしのぎ切った。

 後半10分、CKのこぼれ球を新潟DF小泉に振り抜かれて先制を許したが、その後は鳥栖がボールを持つ時間帯が続いた。39分にFW田川、41分にはFW池田がゴール前で決定機を得たが、いずれも相手GKの好セーブに阻まれた。

 

■相手は背水、守備崩せず

 

 ラスト10分。鳥栖は怒とうの攻撃を見せ、何度もゴールに迫った。ただ、勝たなければJ2降格という崖っぷちで必死に守る新潟の壁を突き破れなかった。今季2度目の連勝はまたもお預けとなり、フィッカデンティ監督は「相手の状況を思えば、気持ちの準備が足りなかったと言わざるを得ない」と唇をかんだ。

 相手に先行された鳥栖は後半、MF水野、FW池田、MF安庸佑(アン・ヨンウ)を立て続けに投入。スピードを生かしたサイド攻撃などで活路を見いだそうとした。

 39分、GK権田のキックに反応したFW田川が相手DFを振り切り、GKと1対1となったが、好守に阻まれて得点ならず。2分後には安庸佑と田川の崩しから、池田がゴール前で右足を伸ばしたが、わずかに届かなかった。

 「もっと落ち着いて戦わないといけなかった」とMF高橋。勝利を渇望する新潟は前半から強くプレスを掛け続け、球際の激しい競り合いも後半まで衰えなかった。セットプレーから許した後半10分の失点は「勝負を分けるポイント」(DF吉田)と警戒していたセカンドボールを仕留められた。

 チームは今季、継続して結果を出すことを目指してきたが、連勝は19節・広島戦-20節・清水戦の1回だけ。「決めきる力をつけないと、上にはいけない」と高橋。残り3試合。この日の新潟がそうであったように、勝利への執念を見せてほしい。

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