清和の1区山下藍(左)が2区山口遥にたすきをつなぐ=佐賀市川副町

■エース欠場をカバー

 「先輩を都大路に絶対連れて行く」-。左足の故障で3年生のエース大久保麻紀が欠場を余儀なくされた清和は、1~3区を任された山下藍、山口遥、山下花音の1年生トリオがそろって区間賞の快走。3連覇の立役者となった。

 1区6キロはスタート直後から山下藍と白石の3年力武風花の一騎打ちとなった。「走れなかった先輩の分まで頑張ろうと思った」と山下。軽快にピッチを刻み、3キロ付近で体ひとつ抜け出すと、残り500メートルでさらにギアを上げ、力武に14秒差をつけた。

 続く山口も安定した走りで突き進み、3区山下花音にたすきをつないだ。まっすぐ前を見つめて快走する山下に「いい笑顔だよ」と沿道から大久保が声をかけた。「うちの1年生は速くて心も強い。あとは楽しく走ってくれたら」と後輩に優勝への思いを託した。

 圧勝で都大路への切符は手にしたが、タイムは昨年から2分31秒落ちた。ただ、全国大会には3000メートル9分40秒台の大久保も間に合う見込み。樋渡朋子監督は「順位もタイムも昨年以上を目指す」と大舞台を見据えた。

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