上原春男さんをしのび、功績を振り返った宮崎耕治佐賀大学学長(右)=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 海洋温度差発電研究の第一人者で、8月に心不全のため77歳で亡くなった元佐賀大学学長の上原春男さんをしのぶ会が29日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀であった。大学関係者ら約200人が出席し、上原さんの功績を振り返りながら別れを惜しんだ。

 上原さんは、海の表層水と深層水の温度差を発電に利用する海洋温度差発電の研究に取り組み、佐賀大学では理工学部教授や理工学部長を歴任した。2002年2月から03年9月までは学長を務め、旧佐賀医科大との統合など変革期の大学のかじ取りを担った。

 葬儀が近親者で執り行われたため、宮崎耕治佐賀大学学長らが発起人になり、しのぶ会を開いた。あいさつした宮崎学長は、上原さんの歩みや功績を紹介し、伊万里市や沖縄県などで実用化に向けた研究が続く海洋温度差発電について「一日も早く、いい報告ができるように大学も尽力する」とメッセージを送った。

 スクリーンでは上原さんの生前の写真が次々と映し出され、参加者が思い出を語り合った。

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