型作りに使う道具などについて説明する岩永和久さん(右)=有田町幸平

 完成までのさまざまな工程を分業制で行う有田焼の職人の話を聞く「町屋de夜話し会」が27日夜、有田町幸平の昭和初期の商家であった。家業の窯元で石こう型職人として働く岩永和久さん(36)が、実演を交えて型作りの面白さや職人としての心掛けを語った。

 大学卒業後、同町の県立有田窯業大学校で学んだ岩永さんは、型職人の後継者が少なく、平均年齢も上がっていることに触れながら型作りの工程を説明。多品種を少量ずつ作る有田焼には、型を使った生産が最適なことを挙げ「時代のニーズに応えて有田焼は続いてきた。産地を支える職人として頑張りたい」と決意を述べた。

 同町のディスプレイ講師らでつくる「DAKARA」(柴田澄江代表)が、焼き物作りにかける職人の思いを伝えようと初めて開いた。今後、だみ手と呼ばれる下絵付けや釉薬掛けなどの職人技を紹介する。

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