顔をつぶされた六地蔵の説明を聞く参加者=有田町下内野

 有田町民に町の歴史を紹介するバスツアーが、旧西有田町エリアを中心にあった。25人が江戸時代末の廃仏毀釈(きしゃく)の跡などをたどった。

 有田町郷土史研究会会員の桃谷法信さん(69)が案内した。下内野公民館横にある顔がつぶされた六地蔵の前で桃谷さんは、道具でたたかれたような跡を示しながら、全国的な廃仏毀釈の動きを説明。「町内には顔をつぶされたり、頭がない仏像が多くある」と解説した。

 このほか、南朝の年号正平24(1369)年の銘と佐賀、平戸、大村から各10里(約40キロ)を示す三領石があった場所や、江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の測量隊が歩んだ道などを巡った。夫婦で参加した男性(59)は「町内にいても知らないことが多く、勉強になる」と説明に耳を傾けていた。

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