佐賀にゆかりが深い、曲師の沢村豊子さん(提供)

浪曲師の玉川奈々福さん(提供)

 浪曲師の玉川奈々福さんによる浪曲会が11月2日午後7時から、佐賀市柳町のロマン座で開かれる。三味線を弾く曲師の沢村豊子さん(80)は、幼少期に武雄市北方町で過ごし、「佐賀劇場」(佐賀市材木町、1966年閉館)にもゆかりがある。“凱旋(がいせん)”公演で「語り」の伝統芸能を披露する。

 玉川さんの浪曲会は昨年に続き2回目。沢村さんは11歳の頃、佐賀劇場の楽屋で三味線を弾いていたところを浪曲師に見込まれ、上京した。唐津市相知町出身の演歌歌手で浪曲師時代もあった村田英雄(1929―2002年)の三味線も弾いた。前回は、公演直前に手首を骨折したため、弟子の美舟さんが代役を務めた。

 浪曲は「浪花節(なにわぶし)」ともいわれる。浪曲師が、物語や登場人物の心情を歌う「節(ふし)」と登場人物のセリフを語る「啖呵(たんか)」で演じ、三味線で伴奏する。玉川さんは、95年から曲師の門をたたき、01年に浪曲師として活動を始めた。古典に取り組みながら、新作も意欲的に発表している。

 チケットは1ドリンク付きで前売り2500円(当日3千円)。午後6時半から開場。浪曲会を企画した有志の塚本猪一郎さん‖佐賀市‖は「今年は豊子師匠の三味線が聞けるので、ぜひお越しください」と呼び掛ける。。

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