学んで選んで思い出を

 

海外の様子が描かれた「亜墨利加国」(歌川芳虎、慶応4年ごろ)

 開館から1周年を迎えた「佐賀バルーンミュージアム」では記念事業として「錦絵に見る明治の文明開化と気球」展が開かれている。来年の明治維新150年に向けたプレ企画。日本が近代国家へと歩み始めた時代に、見せ物や軍事用に利用されたバルーンの歴史を紹介している。11月26日まで。

 フランスのモンゴルフィエ兄弟が、人類初の熱気球の有人飛行に成功したのが1783年。日本では100年近く後の明治10(1877)年、水素ガスを詰めたガス気球を作り、東京で飛ばしたのが最初とされる。

 当時は「軽気球」と呼ばれ、軍事用のほか、博覧会などの見せ物、一部の興業イベントで活用されていたという。情報伝達手段が乏しかったこの時代、錦絵は時事的な情報の普及に大きな役割を果たし、明治30年代ごろまで盛んに描かれた。

 今回展示されているのは、佐賀市が寄贈を受けた錦絵のほか、宮内庁や東京都の江戸東京博物館などが所蔵する計15点。人々の大空へのあこがれがうかがえると同時に、洋装など当時の世相風俗も興味をそそる。観覧には同ミュージアム入場券が必要。

記念企画

明治の錦絵にバルーン?

明治10年の日本初のガス気球の試験飛行を描いた「築地海軍省於操練場ニ風船御試之図」(歌川広重)

 

 

 

ショップ「佐賀工房」

買って帰れる空の夢

バルーン関連グッズをアピールする佐賀工房の内田英次さん

 佐賀バルーンミュージアム1階のショップ「佐賀工房」には、佐賀のお菓子をはじめ、特産品や工芸品がずらり。バルーンをモチーフにした商品では県内随一の品ぞろえを誇る。大会の思い出を買い求めるには欠かせないスポットだ。

 バルーン関係のグッズは、自分で紙製のバルーンを組み立てるモビールキットやちょうちん型のペーパーバルーンなど盛りだくさん。佐賀錦のピンバッジ、肥前名尾和紙のカレンダー、有田焼のワインボトルなど県内を代表する工芸品とコラボした商品が目を引く。手作り品が多いため、「見つけた時が買い時」という。

 大会の公式カレンダーやピンバッジも扱っているほか、お菓子や日本酒、佐賀牛の注文取り次ぎなど県産品のおみやげを一カ所で買いそろえることができるのも魅力。2階の飲食スペースではランチタイム(午前11時~午後2時)限定で、レトルトの佐賀黒毛和牛カレーが500円のワンコインで味わえる。

 年中無休で営業時間は通常、午前10時~午後7時だが、大会期間中は午前9時から営業の予定。

佐賀の特産品がそろうショップ「佐賀工房」
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