九州北部の豪雨被災地への訪問を終え、JR新鳥栖駅を出発される天皇、皇后両陛下=27日午後、佐賀県鳥栖市(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は27日、九州北部豪雨の被災地訪問から全国豊かな海づくり大会出席のため鳥栖市の新鳥栖駅に立ち寄り、小倉行きの新幹線に乗車された。新鳥栖駅一帯には約1千人が見送りに訪れた。

 午後5時半すぎ、両陛下を乗せた車が駅前のローターリーに到着した。被災地訪問を感謝する横断幕が掲げられ、下車されると歓声が上がり、日の丸の小旗を振る音が響いた。

 両陛下は何度もお体の向きを変えられながら、笑顔で集まった人々に手を振られた。友人と訪れた中村美代子さん(67)=鳥栖市=は「鳥栖に来ていただいて本当にありがたい。お姿を見られてよかった」と感動していた。

 両陛下は青柳俊彦JR九州社長の案内で駅構内へ。午後5時40分すぎには臨時の専用新幹線で出発された。

 ホームで石倉秀郷県議会議長らと共に見送った山口祥義知事は「被災地含め、こんなに頑張っていただく姿は本当にありがたい」と振り返った。

 両陛下のご来県は2006年の海づくり大会以来で、即位前を含めると6回目。橋本康志鳥栖市長は「鳥栖にとっては今上天皇としては初めてのご訪問。皇太子時代の1976(昭和51)年、若楠国体でお立ち寄りいただいているので41年ぶりになる。大変名誉なこと」と喜んでいた。

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