教職員向けの試食会で開発に取り組む商品について紹介する生徒たち=鹿島実高

教職員向けの試食会で開発している新商品について紹介した生徒たち=鹿島実業高校

 鹿島実業高の生徒たちが地元の酒蔵や行政と共同で新しい土産品づくりに挑戦している。「お酒に合う」をコンセプトに佐賀のさまざまな食材を使用して粕漬けや佃煮などを開発する。同校は再編を控えるため、なくなる校名を残そうと商品名は「さがいろの鹿実」に決まった。来春に発売に向けプロジェクトは進行中だ。

 22日に肥前浜宿酒蔵通りで開かれたイベント「秋の蔵々まつり」。4月から練り上げられてきた商品がお披露目された。試作を繰り返した結果、品目は「白きくらげの粕漬け」「ノリの佃煮」「豚肉のそぼろ」「野菜味噌」に決定。来場者に試食してもらい評価を尋ねたアンケートで300以上の回答を集めた。

 食品調理科の生徒が試作を担当し、商業科のメンバーはパッケージを考えている。会場ではデザイン案の人気投票も行った。

 協力しているのは峰松酒造場。そぼろや佃煮に鹿島のミカンの風味を利かせたり、お酒が飲めない人でも「ごはんの友」になるよう味を調整するなど、高校生の斬新なアイデアや調理技術に「実際のところ感心している」(担当者)という。加工研究室「海道しるべ」を持つ鹿島市は技術指導や衛生講座を開催しサポートした。

 24日は鹿島実高で教職員向けに試作品をふるまい、取り組みを紹介した。3年生の一ノ瀬杏弥さん(17)は「食材の組み合わせや温度加減の違いでも味の変化が見られて楽しい。幅広い世代に食べてもらいたい」と意欲を見せる。来年3月の酒蔵ツーリズム2018で発売予定だ。

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