4県の漁業関係者らが有明海再生の取り組みについて意見交換した=福岡市

 国と佐賀など有明海沿岸4県、各漁業団体で組織する有明海漁場環境改善連絡協議会が23日、福岡市内で開かれた。4県が協調し、2015年度から3年計画で実施している二枚貝の再生に向けた事業の成果が報告された。九州農政局は、より効果的で実践的な取り組みを進める方針で、来年度以降も同等の予算要求をしていることを伝えた。

 会議は非公開。主要な海産物のアサリについて、浮遊幼生が有明海全域で確認されたことなどが報告された。佐賀県は、アゲマキやウミタケの資源回復が進んでいる現状を伝えた。

 意見交換では、これまでの有明海再生の取り組みに関し「着実に成果が上がっている」と評価する声とともに、「調査の成果を全域に広げるために大規模な事業が必要」といった声が出た。

 協議会は、有明海の環境変化の原因究明調査や、漁場環境改善のための現地実証、有明海の水産資源回復の取り組みへの意見交換の場として開催。この日の会議では、国営諫早湾干拓の開門問題や基金に関する意見は出なかった。

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