南内郭の虹

舗装された園路

 雨上がりの朝、吉野ケ里の南内郭に虹が現れました。低い虹でしたので全体を写真に撮ることができました。虹を見ると、なぜか少しテンションが上がります。お客さまも虹の風景は喜んでシャッターを切られます。

 しかし、そんな気分の高揚する虹も、古代中国では少しイメージが違ったようです。それは、虹は龍(りゅう)の仲間と考えられていたからです。龍の言い伝えは諸々ありますが、龍は千年ごとに成長し、まずは天に登る事の出来ない「蟠(ばん)」から始まって、次に「蛟(みずち)」、そして「虹」となって、気を吐き蜃気楼(しんきろう)を作る「蜃」になり、最後に「龍」と聞いた事があります。虹は龍が姿を現した不吉な物とされたようです。確かに虹も蜃気楼も思えば不思議な現象です。しかし今は、虹は美しさと幸運の象徴のように使われているように思えます。

 最近、この虹の出た南内郭の一部で舗装工事が行われ、雨の日でも歩きやすくなりました。以前は雨が降るとぬかるむ場所や砂の流れた跡が溝となっていた所もあったのですが、かなり解消されました。もしかしたら、これも虹の恩恵なのかも。(吉野ケ里ガイド)

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