左から、3年の中村瑞音さん、荒巻美奈さん、森脇七海さん、岩崎彩菜さん

 厳木高入り口の植え込みからのぞく、カラフルな小人たち。これって何? と足を止めたあなたはラッキー、彼らこそ「足を止めてくれた人に幸せをもたらす」という伝説を持つ森の妖精プティだ。

 プティは北欧で昔から愛されている妖精プティリッツァが基になっている。斜めに切った丸太の切断面に絵の具で顔を描き、ニスで仕上げるマスコットだ。3年の荒巻美奈さん(17)は「モチーフや表情に決まりはない。自由に作るから楽しい」と話す。

 10年以上前から厳木森林組合の協力を得て生徒らが作り、近隣の保育園や道の駅などに寄付してきた。数年間制作が一時休止されていたが去年の秋に再開し、うつぼ木小(厳木町)の児童たちと作った16体のプティは唐津特別支援学校(唐津市)へ寄付したという。

 総合学習の時間、ボランティア選択の生徒はうつぼ木小の児童らと交流を深めている。プティ制作のほか、厳木川の水質調査では、生徒らは児童と一緒に川を泳ぐ魚を網ですくって生き物を調べる。担当の森田一平先生(26)は「交流を通して責任感を身につけ、人のために動く喜びを知ってもらえたら」と話す。

このエントリーをはてなブックマークに追加