多くの来場者が見守る中、熱気球世界選手権で大空へ一斉に飛び立つバルーン=10月31日、佐賀市の嘉瀬川河川敷

■19年ぶり熱気球世界大会 佐賀駅周辺構想白紙に

 2016年も残すところ半月余り。県内20市町では今年、さまざまな出来事があった。担当記者が各市町の主要ニュースをリストアップし、この一年を振り返る。

 19年ぶりに熱気球世界選手権が佐賀市で開かれた。11月6日まで10日間の激戦は、131万人の来場者を魅了した。大会に先立ち、バルーンミュージアムも開館した。佐賀市のバルーン大会の歴史は30年以上になる。世界選手権成功の一方で、長期的な運営を見据えて主催団体の世代交代を進める動きも出てきており、市やパイロットを含めた論議が求められる。

 昨年、三重津海軍所跡が世界文化遺産になったのに続き、今年は金立町の湿地性貝塚「東名(ひがしみょう)遺跡」(8000~7400年前)が国史跡に指定された。国は「縄文時代早期の集落構造が分かる極めて価値の高い遺跡」と評価。市教委は埋蔵文化財を保管、展示する施設の整備を検討している。

 3期目の秀島敏行市長の市政運営でも大きな動きがあった。

 選挙公約に掲げていたJR佐賀駅周辺のコンベンション施設整備構想は、関係団体との協議が難航し白紙撤回した。行財政改革の一環として、市役所支所を再編した。職員数を削減し、本庁舎への業務集約を進めている。住民サービス維持とコスト削減のバランスをどう保つか、課題も出てきている。

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画を巡っては、地元自治会長が九州防衛局に説明会を要請した。説明会では騒音や安全性、漁業への影響などを懸念する声が相次いだ。地元のメリットを問うなど、賛成意見も出た。11月には空港周辺を米オスプレイが試験飛行した。

〈5大ニュース〉

(1)19年ぶり、熱気球世界選手権

(2)東名遺跡が国史跡指定

(3)JR佐賀駅前コンベンション構想、白紙撤回

(4)市役所支所を再編

(5)オスプレイ配備計画で住民説明会

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