防疫の実地演習で、防護服を全身消毒して除染する参加者=唐津市鎮西町

 家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の発生を想定した防疫演習が26日、唐津市鎮西町であった。佐賀県職員ら約50人が防護服の着脱やサポートセンターの設営、農場への出入りの手順など感染拡大を防ぐための方法を確認した。

 参加者は鎮西スポーツセンターに設けたサポートセンターで防護服を着用して発生農場に想定した近くの県上場営農センターへ向かった。現地で殺処分や埋却の方法などを確かめた後、発生農場から退場する際に消毒薬を全身に噴霧して除染し、ウイルスを拡散させないための脱ぎ方も実践した。

 県畜産課は「口蹄疫は鳥インフルエンザより感染力が強く、農場内にウイルスを閉じ込めるための対応や初動態勢を確認する機会になった」と話した。口蹄疫は牛や豚など偶蹄(ぐうてい)類がウイルス感染して起こり、人に感染することはない。国内では2010年に宮崎県で発生した。近隣アジア諸国では継続的に発生していて国内での感染の恐れもあることから演習を実施した。

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