アンデスの染織文化を紹介する阪根博さん=佐賀市のアバンセ

 南米・ペルーの首都リマにある「天野博物館」の館長で考古学者の阪根博さんを招いた講演会が22日、佐賀市のアバンセで開かれた。収蔵しているアンデスの土器や染織文化を写真などで紹介した。

 阪根さんは、アンデスに起こった多数の文化の中で、あらゆる織物の技術が凝縮されたチャンカ文化(11~15世紀)について研究しており、織物数万点を収蔵している。同博物館の創設者天野芳太郎氏の孫にあたる。

 講演では、スクリーンにさまざまなデザインの織物を映し出し、織り方も解説。日本では、庶民が身につけることができるようになったのが安土桃山時代以降だった絞り染めについても、「チャンカイ文化では庶民レベルで何千年も前から着られていた。庶民レベルで豊かな染織文化が花開いていた」と紹介した。

このエントリーをはてなブックマークに追加