タケちゃりで武雄の観光地を巡る台湾からの観光客=武雄市武雄町

 武雄市観光協会のレンタル自転車「タケちゃり」の利用が急増している。4月から半年間の貸出台数は1044台で、2016年度1年間の1080台とほぼ同数に上る。外国人観光客の利用が増えているのが特徴で、全体の65%を占めている。

 観光協会のまとめによると、ことし4~9月の半年間の貸出台数の推移は152-203-163-149-196-181台。いずれの月も前年同月の1・7~3・1倍伸び、前年同期の2・22倍になっている。

 注目されるのは外国人観光客の利用の多さ。4~8月の総貸出数863台のうち外国人は567台で、65・7%を占める。昨年の同時期は総貸出数495台中193台の39・0%で、全体の貸出数が伸びる中でも、外国人比率が大きく膨らんでいる。

 本年度の外国人利用の国別では(1)台湾333台(2)韓国135台(3)香港68台(4)中国21台(5)タイ5台-など。外国人はSNSなどでレンタサイクルがあることを知っているケースが目立つといい、台湾はその傾向が特に強いという。他の国も同様に事前に知っていることが多い。JR武雄温泉駅は改札口を出て目につく場所に自転車が並んでおり、気づいて窓口に来る人も多いという。

 「タケちゃり」は昨年3月末から貸し出しを始めた。電動アシスト付き自転車20台を駅や温泉通りの観光案内所、保養村の2宿泊施設に置き、利用料は1日500円。2時間、半日、1日の三つのモデルコースや立ち寄り所を紹介したサイクリングマップも備えている。

 観光協会は「外国人観光客の利用がこれほどあるのは想定外。温泉や図書館、宇宙科学館など、中心部の観光地が自転車で回るのにちょうどいい距離で使いやすいことなどSNSで拡散しているのでは」と分析。モニターツアーを行って利用者の声を聞き、貸し出しの方法やコースの改善につなげることにしている。

 

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