「原点となる磁器にも挑戦したい」と話す古賀末廣さん=佐賀市本庄町の村岡屋高伝寺前ギャラリー

 武雄市山内町の亀翁窯をかまえる古賀末廣さん(60)の「開窯20周年亀翁窯作陶展」が、佐賀市本庄町の村岡屋高伝寺前ギャラリーで開かれている。古武雄の技法をふんだんに使った食器やコップなど約150点が並ぶ。29日まで。

 力を入れたのは、文様を切り抜いた型紙で器に筆をすりこむ技法「型紙摺(す)り」。ツバキやタンポポ、サクラなどの細やかな文様が光る。コップの内側には、稲穂の穂だけを集めた筆で大胆にはけ目を入れた。

 山野草に合わせた花器も出品。石打ちの技法を使い、3日間石ころで生地をたたき続けた。ごつごつした質感は、楚々(そそ)とした山野草にぴったりの作品に仕上がった。

 古賀さんは陶芸家でなく職人として焼き物を作りたいという思いから、制作と並行して登り窯を造っている。古賀さんは「窯はようやくあと2カ月ほどで完成。これからは自分の原点となる磁器も作っていきたい。少しずつ技法を取り入れ、磁器の型紙摺りにも挑戦する」と意欲を見せた。

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