江北町のリサイクル業者「イワフチ」の工場を見学するインドネシアの業界や政府関係者=江北町のリサイクル業者「イワフチ」

 日本の優れたリサイクルの仕組みを学ぼうと、インドネシアの政府や業界の関係者が24日、県内の企業を訪れた。16人が佐賀市久保田町の製紙会社「王子マテリア」と江北町のリサイクル業者「イワフチ」の工場を見学し、日本ではゴミの削減や再利用、リサイクルの概念と仕組みが全国に浸透していることなどを学んだ。

 このうち江北町のイワフチでは、古紙とペットボトル、缶の回収事業を中心に説明を受けた。敷地の入り口に設置した回収用コンテナについて「1日50~70人が持ち込みに来る」と紹介されると、参加者からは持ち込み量や料金の仕組みなどについて質問が出た。

 経産省による海外技術協力事業の一環で、古紙リサイクルの向上をめざすインドネシアの関係者らが訪れた。事業に協力した日本製紙連合会の原口直人国際担当部長によると、日本は資源ゴミのリサイクル率が世界トップクラス。今回は佐賀県内の業者のほか、熊本地震で発生した災害廃棄物の処理場なども見学し、全国津々浦々にまでリサイクルのシステムがあることに関心を示していた。

 インドネシア紙パルプ連合会のアリアン・ワルガ・ダラム会長は「インドネシアでは古紙の回収率が非常に低く、リサイクルのために回収したい。日本のシステムで導入したい部分はたくさんあるが資金が必要。地道にやることが大事だ」と実感を語った。

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