■ 11月3日の「文化の日」にちなみ、佐賀新聞社が贈る佐賀新聞文化賞と文化奨励賞の受賞者が決まった。文化賞は、2016年度に佐賀県立有田窯業大学校を統合して芸術地域デザイン学部を発足させた佐賀大学学長の宮崎耕治さん(68)=教育部門=が受賞した。文化奨励賞には、幕末・維新期における佐賀出身の医学者の功績を紹介する『佐賀医人伝』を刊行した佐賀医学史研究会(鍵山稔明会長)=学術部門=が選ばれた。

 特別賞には、今年の東光展で、県内で初めて最高賞の文部科学大臣賞を受賞した洋画家の金子剛さん(78)=芸術部門=と、営業マンとしての経験を県内の小中学・高校生に伝える講演活動を続けているミサワホーム佐賀社長の原正文さん(69)=産業部門=が決まった。

 佐賀新聞文化賞は地域の発展や文化振興に貢献した個人や団体を顕彰するため1956年に創設し、62回目を迎える。学術や教育、産業、社会、芸術、体育分野の功績に贈り、文化奨励賞は75年から始まった。

 贈呈式は11月2日午前11時から、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開く。

 ■文化賞(教育部門)宮崎耕治さん

 佐賀大学学長。佐賀西高、九州大学医学部卒。1989年に旧佐賀医科大医学部の助手となり、医学部教授、附属病院長、副学長などを経て2015年10月から現職。16年4月、県立有田窯業大学校を統合して芸術地域デザイン学部を創設した。佐賀市。68歳。

 ■「文化奨励賞(学術部門)佐賀医学史研究会

 佐賀の医学史の顕彰を目的に2007年発足。研究発表会や医史跡巡りなどを重ね、09年に「佐賀医史跡マップ」を発行した。今年2月には、近代医学の発展に貢献した幕末・維新期の佐賀の医学者を紹介する「佐賀医人伝」を発刊した。現在の会員は約60人。

 ■特別賞(芸術部門)金子剛さん

 1939年鹿島市生まれ。佐賀大特設美術科を卒業後、県内の高校で美術教師を37年間務めた。佐賀美術協会理事を歴任し、2006年に県芸術文化賞受賞。日韓の交流事業などにも貢献し、昨年は地域文化功労者文部科学大臣表彰を受けた。佐賀市。78歳。

 ■特別賞(産業部門)原正文さん

 ミサワホーム佐賀社長。鹿島市出身。鹿島実業高校卒業後、祐徳自動車に入社。1971年、ミサワホーム佐賀事業部に転属。ミサワホームグループで日本一の販売員になり、93年から現職。佐賀県内の小中学校などで講演活動を続けている。佐賀市。69歳。

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