公用車のフロントガラスに設置されたドライブレコーダーとステッカー=嬉野市役所塩田庁舎

 嬉野市は、消防車両などを除く市の公用車全てにドライブレコーダーを搭載した。佐賀県が人口当たりの人身交通事故発生件数で5年連続全国ワースト1となっていることを受け、市職員や行政嘱託員が用いる計83台に搭載し、職員や市民の安全運転意識向上を図る。市によると、公用車のレコーダー搭載を標準化するのは県内自治体で初めて。

 レコーダーは車内のフロントガラスに設置し、エンジン稼働中、車の前方を動画で撮影する。録画時間は260分で、それ以上は自動的に上書きされる。走行速度の記録や車内音声の録音も可能。1台当たり約1万5千円で、レコーダー搭載車を示すステッカー代も含め事業費は150万円。

 市によると、市内で9月末までに発生した人身交通事故は前年同期比12件減の101件。公用車では物損も含めて9件。ドライブレコーダーは近年、あおり運転への対策や交通事故責任の明確化、まちなかで発生した犯罪の記録などとして注目されている。

 事故や犯罪の発生時のみ、警察にも映像を提供する。市総務課は「レコーダー搭載車が市内各地を走っていることを周知することで、市民の危険な運転も抑止する。安心安全なまちづくりにつなげたい」としている。

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