児童発達支援施設と企業主導型保育所が入った施設のイメージ(左上)。おへそこども園の園庭を共有する形で新設される

 社会福祉法人みずものがたり(佐賀市)は来年4月、発達障害などを抱える未就学児を対象に療育する「児童発達支援施設」と、従業員や地域企業向けの「企業主導型保育所」を併せ持った施設を佐賀市水ケ江に開園する。既に運営している「おへそこども園」の園庭を共有する形で建物を据え、色んな違いがある子どもを預かりながら多様性を育む統合保育を目指す。

 施設は鉄骨造りの2階建て。2階は「こども発達教育スクールおへそこどもスタジオ」と名付け、自閉症や知的障害、ダウン症などの子どもたちに日常生活で必要な動作や集団生活への適応など一人一人に合った内容で学んでもらう。スタッフは元養護教諭ら6人。外部講師も招き、アートや音楽、運動、料理を柱に療育する。一日に受け入れられる定員は10人で、おへそこども園以外の子どもも通所できる。

 1階は「企業提携型保育園おへそつながり」。みずものがたりの職員だけでなく、地元企業で働く従業員の子どもたちも預かり、保育士ら6人が対応する。定員は33人。

 おへそグループの統括園長を務める吉村直記さん(32)は、6年前から保育所運営に携わってきた。預かっている内に障害のことが分かったり、個別にサポートしないと難しかっ成長できなかったりするケースもあったという。吉村さんは「困っている子どもを個別に専門的に支援できる環境も必要だと思っていた。おへそこども園には放課後児童クラブの施設もあり、障害の有無や年齢を超えて皆が関われるコミュニティーを作っていきたい」と話す。

 28日から3日間、おへそこども園で新施設の入園希望者向け説明会がある。詳細や申し込みはおへそグループのウェブサイトで。

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