軽油の抜き取り調査を行う調査員=神埼市神埼町

 神埼市の国道34号沿いの姉川検量所で18日、県による路上軽油抜き取り調査があった。通行するトラックやダンプを停車させて燃料を抜き取り、重油や灯油を混ぜていないかを調べて不正軽油撲滅を訴えた。

 調査は毎年、47都道府県が警察の協力を受けて主要幹線道路などで全国一斉に実施している。軽油引取税の脱税や大気汚染などの環境汚染を防ぐことが狙い。簡易分析で不正の疑いが認められた際は専門機関に検査委託し、不正が判明すれば流通経路を調べ、脱税の確証が得られれば課税処分や告発が行われる。

 この日は、貨物トラックやミキサー車など38台を調査。調査員が400ミリリットルの軽油を抜き取っている間、別の調査員がドライバーに「どこで給油しましたか」「いつ給油しましたか」と聞き取り調査を行った。急な調査に「何の調査ですか」と驚いた表情を見せた運転手も。その一方で、「まだ混ぜよっとのおっとですね」と会話を交わすドライバーもいた。

 軽油引取税は軽油を購入した人が納める県税で、税率は1リットル当たり32・1円。昨年度は県税収入の10・9パーセントを占める約92億円だった。この日の簡易分析の結果、不正の疑いがあるケースはなかったが、佐賀県県税事務所課税課の秋永芳彦課長は「不正軽油には絶対手を出さないでほしい」と強調した。

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