唐津炭田について学び、炭鉱施設を生かした地域活性化を考えた生徒たち=唐津市の第一中

 県内の中学校に新聞を届ける「さが維新塾」の一環として、佐賀新聞社記者が幕末期の歴史を分かりやすく講義する出前授業が23日、唐津市の第一中で開かれた。瀬戸健太郎記者が幕末・明治期に多くの石炭が採掘された「唐津炭田」について解説し、3年生33人が炭鉱遺産を生かした地域活性化などを考えた。

 瀬戸記者は「享保年間に農民が石炭を偶然発見した。当初はまき代わりに使われていたが、蒸気船が日本に入ってくると盛んに掘られるようになった」などと説明。明治に入ると高取伊好など地元の実業家らが開発に関わったことなども紹介した。

 その上で、内田修太朗教諭が炭鉱遺産の一つとして同市北城内の「旧高取邸」を挙げ、同施設を生かした地域活性化策を募った。生徒たちは9班に分かれて意見を出し合い、「アニメとコラボして集客する」「唐津の名産品を使った料理を販売する」などのアイデアを発表した。

 授業を終えた瀬戸美南さん(15)は「唐津炭田がどんな所だったかもっと知りたくなった。旧高取邸は行ったことがないので、今度行きたい」と話していた。

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