写真を修理する田尻智也さん

■修理して命吹き込む

 町にどこでもあった写真屋さんがデジカメに押され、めっきり少なくなってさびしい。

 カメラ修理専門店のカメラサービス佐賀(佐賀市神野西)は、住宅街の中にあり、田尻公平さんが40年前に開き、今は息子の智也さんが代表を務め健在である。

 智也さんは、クラッシックカメラやデジタルカメラのシャターを押し、その音で、どこが故障しているか探していく。レンズ、ストロボ、三脚などの修理をはじめ、ネットで壊れたものを安く買って修理を頼みに来る人もいる。

 蛇腹のついたカメラで撮った4×5インチ(シノゴ)という大判フィルムを持参した福岡から来た常連客は、「良心的で親切にいろいろ教えてもらえます」と話す。カメラの知識が豊富なカメラ好きが寄って来る店でもある。

 フィルムカメラ(銀塩(ぎんえん)カメラ)のモノクロフィルムを暗室で手焼きしていると、カラーにない味わいがあり、それを残したいために「銀塩カメラによるモノクロ写真展」も毎年開いている。看板には「カメラの病院」と掲げられているとおり、カメラに命を吹き込んでいる店である。

 連絡先はカメラサービス佐賀、電話0952(31)6003。(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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