私は双子と次女の3人の母親で、双子・三つ子サークル「グリンピース」を立ち上げ活動している。双子を授かったことで双子の妊娠・出産・育児の大変さを体験し、長年の活動を通して、多胎(双子や三つ子)のことを知らない人が多いと感じている。例えば、自然に双子や三つ子を授かることがあることや、早産や低出生体重児で生まれる確率が高いことを知らない人が意外にも多いのだ。他にも、双子育児の大変さと極度の睡眠不足からの心身の疲労、外出困難、経済的負担などは、産後うつや虐待などに結びつく可能性が非常に高い。しかし残念なことに、まだ行政関係者の中にも双子にだけ特別にできないという人がいるのが現状だ。

 12月3日午前10時半から、佐賀市ほほえみ館で「多胎支援を考える講演会」を開催する(第8期きょうぎん未来基金助成)。講師は助産師で岐阜県立看護大学教授の服部律子氏。「多胎の妊娠・出産・育児の現状から支援を考える」と題し講演していただく。またNPO法人ぎふ多胎ネット理事長の糸井川誠子氏に、先駆的な多胎支援活動の事例を報告していただく。

 両氏は「医療・行政・地域保健・保育・福祉など、地域の子育て支援に関わる人が連携することで、もう一歩踏み込んだ支援ができ救われる人が多くなる」と語る。

 「多胎家庭にやさしい社会はすべての人にやさしい社会になる」。佐賀のよりよい支援のためにぜひ多くの支援者に聞いてもらいたい。

 問い合わせは、090(2503)2564(中村)まで。

(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

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