当選が決まり、万歳三唱で喜ぶ大串博志氏(中央)=23日午後4時半ごろ、武雄市北方町の事務所

 第48回衆院選の佐賀2区は23日、台風の影響で繰り延べしていた唐津市の開票が行われ、希望前職の大串博志氏(52)が計10万5921票を獲得して自民前職の古川康氏(59)らを破り、5回目の当選を果たした。全国の小選挙区で最後の当選者となった。佐賀1区は無所属前職の原口一博氏(58)が8回目の当選を決めており、自民は県内選挙区から議席を失う歴史的敗北を喫した。

 

 古川氏は9万9103票、共産新人の大森斉氏(62)は7920票だった。古川氏と、1区で原口氏に敗れた自民前職の岩田和親氏(44)はいずれも比例代表九州ブロックで復活当選し、県関係の衆院議員は衆院解散前と同じ5人全員が当選した。

 武雄市北方町の大串氏の事務所には支援者約550人が詰め掛け、万歳三唱して喜びを分かち合った。大串氏は「皆さんの思いを受け止め、安倍政権の1強独走を止めていく勢力をつくっていく」と述べ、解散後に民進の分裂や新党の設立などがあった野党の連携に意欲を示した。

 大串氏は解散後に民進を離れて希望の公認候補として挑んだ。公民館単位での地区の行事に足を運ぶなど顔の見える草の根の活動を重ね、中選挙区制の時から一度も自民が失ったことがない強固な保守地盤から議席を奪い取った。古川氏は前知事の知名度も生かして懸命に組織戦を展開したものの、序盤の優勢を保てずに逆転を許した。

 台風21号の接近で離島の投票箱を運ぶことができなかった唐津市は公選法の規定に従って22日に即日開票せず、23日に延期していた。2区の投票率は前回より2・18ポイント増の61・18%。県全体は59・46%で、戦後最低を記録した前回を1・69ポイント上回った。1区は57・64%(前回比1・21ポイント増)だった。

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