比例代表九州ブロックで復活当選し、支援者から花束を受け取る古川康さん(右)=23日午後4時32分、武雄市武雄町の事務所

 自民の強固な地盤でこれまでにない激戦となった佐賀2区で、自民前職の古川康さん(59)が小選挙区で敗れ、比例で復活当選した。比例の当確が先に出て、選挙区で落選が決まる状況に、武雄市の事務所に喜びはなく、複雑な思いが広がった。古川さんは「私の力不足、申し訳ない。比例で復活し、一から出直し、次の機会には皆さんの期待に応えたい」と、約150人の支援者にわびた。

 陣営の想定を超える厳しい戦いになった。台風の影響で開票が1日延期された唐津市を残した時点で1万7966票のリードを許していた。「1万票以内と考えていたが、相当厳しい数字」と大場芳博選対本部長が危惧した通り、唐津市の票は逆転までは伸びなかった。

 午後4時10分、陣営が比例区での当確と選挙区での落選を発表すると、事務所に大きなため息が漏れた。

 古川さんに続いてあいさつした3女ゆりえさん(22)は「佐賀のために働いている父の力が足りなかったとは思っていない。選挙のためでなく、政治のための政治活動をしている。佐賀のためなら父は日本一の政治家」と悔しさをにじませた。総括責任者の飯盛康登さんとともに万歳三唱すると、親子に初めて笑顔が漏れた。

 会見した古川さんは「取るべき所で票が取れなかった。敗因は、私の2年半の活動や物の考え方にある。しっかり見直したい」と総括した。

このエントリーをはてなブックマークに追加