佐賀県高校定時・通信制生徒生活体験発表大会で知事賞を受賞した長迫伸栄さん(中央)、県教育長賞の秀島愛さん(左)、県議会議長賞の長島柚里花さん=伊万里市の市民センター

■亡き母に憧れ 看護師の道へ

 定時制と通信制高校で学ぶ生徒の生活体験発表大会が22日、伊万里市で開かれた。佐賀県内7校の代表14人が登壇し、最高賞の県知事賞には、亡き母への思いと支えてくれた家族への感謝を語った唐津商の長迫伸栄さん(18)=唐津市鏡=が選ばれた。

 長迫さんは「母を感じながら、そして追いかけていく」の演題で発表した。6歳の時に母をがんで亡くし、記憶はほとんどないが、父や姉兄の話を聞くうちに自分も母と同じ看護師を志すようになったという。

 しかし中3の時、父が脳梗塞で倒れた。一度はその道をあきらめかけたが、姉兄に支えられ、働きながら定時制に通った。そして来年からは、母も通っていた看護学校で学ぶ。「母のような優しい看護師になる」。壇上で思いを語った。

 発表の順番が一番目で緊張もしたが、夏休みから練習をしてきたのでしっかり話すことができたという長迫さん。最高賞に輝き、「家族に伝えたい」と喜んだ。

 長迫さんは、県代表として11月19日に東京で開かれる全国大会に出場する。大会は県高校定時制通信制教育振興会が主催した。

 他の入賞者は次の通り。県教育長賞 秀島愛(佐賀北)▽県議会議長賞 長島柚里花(有田工)▽伊万里市長賞 宮崎恭兵(佐賀工)▽佐賀新聞社賞 松永桃奈(有田工)▽NHK佐賀放送局長賞 岩村拓実(唐津商)▽佐賀労働局長賞 武富妃美希(佐賀商)▽県高校定通教育振興会長賞 笛田尚椰(鳥栖工)

 

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