■2区・古川氏「皆さんの支援のおかげ」

 

 衆院選佐賀1区、2区で敗れた自民前職の岩田和親氏(44)と古川康氏(59)は、いずれも重複立候補していた比例代表九州ブロックで復活当選を確実にした。これで佐賀県関係の国会議員は解散前と同じ5人全員が当選した。

 自民が強固な地盤を誇りながらもこれまでにない激戦の末敗れた佐賀2区の古川氏。比例の当確が先に出て、選挙区で落選が決まる状況に、武雄市の事務所は複雑な表情が広がった。古川氏は「私の力不足、申し訳ない。比例で復活し、一から出直したい」と約150人の支援者にわびた。

 想定を超える厳しい戦いになった。台風の影響で開票が1日延期された唐津市を残した時点で1万7966票のリードを許していた。「1万票以内と考えていたが、相当厳しい数字」と大場芳博選対本部長が危惧したとおり、唐津市の票は逆転までは伸びなかった。午後4時10分、陣営が比例区での当確と選挙区での落選を発表すると、事務所に大きなため息が漏れた。

 総括責任者の飯盛康登さんが「このような厳しい戦いになるとは思っていなかったが、皆さんの支援で比例復活できた。これからは“保利党”が“古川党”になるようお願いしたい」とあいさつして万歳三唱。古川氏に初めて笑顔が漏れた。

 記者会見した古川氏は「私の2年半の活動や考え方などにこの選挙の結果がある。しっかり見直したい」と話した。

 

■1区・岩田氏「役目の重さ実感」

 

 衆院選佐賀1区で落選した自民前職の岩田和親氏(44)は23日、比例で復活当選した。午後3時ごろ、堅い表情で佐賀市の事務所に姿を見せた岩田氏は「申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、こういう形で報いることができて、ほっとしている。今まで以上に役目の重さを痛感している」と語り、支援者に深々と頭を下げた。

 唐津市の開票が始まる午後2時ごろから事務所に支援者約100人が続々と集まり、スマートフォンを片手に比例の議席を巡って惜敗率で競る沖縄選挙区の情勢をこまめに確認し、吉報を待った。

 午後3時前に比例当確のニュース速報が流れると事務所内に「よし」と歓声が上がり、拍手が起こった。選対本部長を務めた木原奉文氏は目に涙を浮かべ、支援者たちと握手を交わして喜んだ。

 事務所に姿を見せた岩田氏は、自民党県連の留守茂幸会長ら党関係者や支援者たちと一緒に万歳した。岩田氏は「小選挙区は全市町で負けた。結果は極めて重たく受け止めている」と小選挙区での敗北に触れ、「与党の一員として、国と佐賀との橋渡しの役目をしっかり果たしたい」。表情を緩めることなく、3期目への抱負を語った。

 

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