気象庁は12日、宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山のえびの高原(硫黄山)周辺で火山性地震が一時的に増加したとして、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。

 気象庁は、今後小規模な噴火が発生する恐れがあるとして、えびの高原の硫黄山からおおむね1キロの範囲では警戒を求めている。

 気象庁によると、えびの高原周辺では12日午前11時11分ごろから火山性地震が増加し、午後1時までに計71回発生した。地下のマグマや熱水の移動を示すとされる火山性微動や山体の膨張を示す傾斜変動も観測された。

 福岡管区気象台の地域火山監視・警報センターによると、11日に特異な様子はなかったが、12日午前から急激に火山性地震が増加。現地調査では噴火の形跡はなく、噴気量にも変化はないという。

 噴火警戒レベルの引き上げを受け、宮崎県えびの市は火口から約1キロ地点で立ち入り規制を実施した。《共同》

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